人口減少が進む日本の未来-「未来の年表」を読んで

人口減少が進む日本の未来-「未来の年表」を読んで

 
日本で少子高齢化が進んでいるのはみなさんご存知だと思いますが、では実態はどのようなものなのか、またこれからどのように進行していくのか理解していますか?
 
ほとんどの方は、問題に取り上げられているのをよく耳にする一方で、実態はよくわからず「まあなんとかなるだろう」と思われているんではないでしょうか。
 
というわけで、みなさんの理解を深めてもらうために、書籍の紹介をしつつ「人口減少」について語っていきたいと思います。
 

人口減少の原因

 
まず、少子高齢化とは、少子化と高齢化が同時に起こることです。
つまり、子どもの出生数が減少し、今生きている人たちが年月と共に高齢化していくことで、高齢者の割合が増加していくことを表します。
 
当たり前ですが、高齢者は若者に比べて死亡率が高いので、高齢者数が増えると死亡者数は多くなります
そして相対的に20〜64歳の勤労世代が減少していきます。
これらと少子化が相まって人口減少が進んでいくのです。
 

人口減少の推計

 
最初に言っておきますが、この少子高齢化による人口減少問題は、想像以上に深刻で、世界史の中でも例を見ない非常事態ということ。
 
現時点で早期に海外移住する予定の方はブラウザバックしてもらって構いませんが人口減少は、日本人全員に降りかかる「国家課題」なのです。
 
下の図を見てください。これは日本の将来推計人口です。
 
※国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2017年)より
 
2015年から人口減少が始まっており、2115年には約5000万人まで減少すると予想されています。
現在の人口の半数以下です。

人口が半減すれば、日本列島もスカスカになるでしょう。

また、現在日本は少子高齢化社会と言われていますが、これだけ人口が減るとなると、当然のことながらそのうち高齢者の人口自体も減り始めます。
 
現代からは想像もつかないような社会に、これから突入していくことになります。
 
次に紹介する書籍では、この人口減少に伴って今後起こりうる問題が時系列的にまとめられています。
めったに活字を読むことがない僕ですら、思わず手にとってしまった本です。
 

未来の年表

 
この本は人口政策専門家の河合雅司氏によって書かれたもので、文字通り「人口減少カレンダー」に沿って解説されています。
50万部を突破している最近話題の本です。
 
表紙にはカレンダーの一部が書かれているのですが、まずその内容から衝撃を受けます。
そのうちの1つを紹介しますが、2040年は「自治体の半数が消滅」となっています。
※「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」より
 
本当にそんなこと起こるのか?と疑いたくなる内容ですが、人口推計というのは、SF作家の未来予測みたいなものではありません
 
統計に基づいて算出されたこの人口推計は、予測から大きく外れるものではないのです。
実際、現在の人口はほぼ過去の人口推計通りに推移しています。
 
人口減少は、人工知能(AI)外国人の移民によって解決できるだろう、という楽観的な意見も聞かれますが、そんなことでは到底解決できないレベルで人口が減少することも語られています。
 
読み進めていると、日本の将来がとても不安になるかもしれません。
しかしながら、本書籍は人口減少をただ悲観して終わるわけではありません。
 
後半の章では、この先人口が減っていくという現実を踏まえた上で、現時点で考えられる10個の対策案が示されています。
 
なかなか簡単には実現できなさそうなものもありますが、どの案も納得できるものばかりです。
 

終わりに

 
人口減少問題は、一人が動いたところで解決できる問題ではありません。
 
ぜひみなさんにもこの「未来の年表」を読んでいただいて、危機感を認識していただけたらと思います。
 
日本の将来を考える良いきっかけになるでしょう。

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